2025.11.21
子ども部屋


「我が家の広さでは、子ども部屋を作るのは無理かな…?」とお思いの皆さん!あきらめないで!
WAKATTEのスタッフは子育て・主婦経験に裏打ちされた豊富なアイデアと、建築のプロ目線で、実用的なリノベーションを提案します。
このコラムでは、「そろそろ子ども部屋が必要かな?」と思った時にヒントになる5つのポイントと、スタッフおすすめのリノベーション事例5選を紹介します。
目 次
タイミングは大きく分けて2パターン。
1つ目は、お子さまが小学校高学年になり、中学受験などに向けて学習環境を整えたいというケース。小学5年の2月頃には本格的にスタートする中学受験。それまでにリノベーションを終えたい場合は1年前くらいから計画を始めると余裕のあるスケジュールになります。
2つ目は、第二子の成長や誕生に伴い、子ども部屋を検討されるケース。上のお子さまが保育園(幼稚園)〜小学校低学年の時期となることが多いため、実際に子ども部屋が必要となるのはもう少し先。そのため、数年後の暮らしを具体的に想定しながらご提案します。


異性のお子さまがいる場合や男の子兄弟の場合、一人一部屋の個室を希望されることが多いです。
一方、姉妹の場合は、一部屋を2段ベッドや簡易の間仕切りで仕切る方法を選択をされるケースが多く見られます。
3人きょうだいの場合、マンションで一人一部屋つくるのが難しいことが多く、お子さまの年齢差と性別によって、部屋のサイズをあえて変えてつくったり、将来、間仕切りができるように準備をしたり、ご家族に合わせてご提案をしています。
お子さまの声も取り入れながら、ご家族にとって最適な子ども部屋を一緒に考えましょう。


「子どもがまだ小さいから、すぐに子ども部屋は必要じゃない」とお考えの方も多いですが、子どもの成長はあっという間です!
しっかり想定をしておかないと、「こんなはずじゃなかったのに」と困ってしまうことも・・・
今すぐに子ども部屋が必要ではない場合、私たちのご提案としては、2つのケースがあります。
1つ目は、子どもが小さいうちは部屋を広く使って、将来、間仕切りで子ども部屋をつくるケース。将来の工事を見据えて、壁や天井に「下ごしらえ」として下地補強の工事だけをしておくことをおすすめしています。いざ、工事をする場合でも1~2日の工事で済みます。


2つ目は、最初から個室をつくっておいて、今すぐは納戸や家族の寝室などに使い、数年後に子ども部屋として用途を変えるというケース。実際にベッドや机など、将来的な家具配置を考えてご提案をするので、模様替えの間隔で子ども部屋をつくることができます。
今も、未来も心地よく暮らしてほしいから、プロの目線でそれぞれのご家族に合わせてご提案をいたします。
53㎡のマンションでも、ロフトベットなどを活用して、個室の子ども部屋を2つ作った事例もあります。すべての希望を叶えるのは難しいかもしれませんが、子ども部屋をつくる目的、用途など、優先順位を決めることで実現できることはたくさんあります。「うちは無理かも…」とあきらめず、ぜひご相談ください!


よくある長方形の間取りのマンションで、子ども部屋をつくる場合、窓のない部屋ができる可能性が高くなります。
このお話しをすると、多くの方が少し不安な顔をされます。光は入らないでしょ?暗いよね?と…
実際にそうではありますが、見方をちょっと変えると、
●昼間は学校に行っていて、自分の部屋にいる時間は日が落ちている時間帯だから、そこまで気にならない。
●外窓がないから、防犯的にも安心!(女の子のお子さまがいる親御さんや、怖がりなお子さまにも人気)
その代わり、「抜け感」や「風通し・換気」のため、室内窓をご採用いただいたり、エアコンで室内環境を良くしたりと、工夫次第で居心地の良い空間をつくることができます。


「そろそろ子ども部屋が必要かな?」と思ったときに、ヒントになる5つのポイントを紹介しました。
大切なのは、子ども部屋をつくることをゴールにするのではなく、あくまで家族全員にとってより住み心地の良い環境をつくるためのリノベーションであるということです。
ライフステージの変化や働き方に伴い、空間の役割は必ず変化します。
「子ども部屋が必要かな?」と思ったときは、一度、家族の「今」のライフスタイルを見つめ直す時。
ご家族の未来を見すえた、実用的な提案が得意です。
たくさんのご家族の暮らしの変化をリノベーションでお手伝いしてきた私たちに、ぜひご相談ください。
専有面積|76㎡
ご家族構成|ご夫婦+長女(小4)+長男(小1)
子ども部屋DATA|4畳×2部屋
#造作デスク #アクセントクロス


約4畳の子ども部屋を2つ。コンパクトでも窮屈感がないのは、始めから家具配置を含めて設計しているから。マンションの配管スペースによってできるデッドスペースを有効活用して勉強机を造作しました。
壁紙はお子さんが自分で選んだもの。キラキラとした個性が育つ空間になりました。




Staff’s voice
WAKATTEではもはや王道!ベッドと机が置けるだけのコンパクトな4畳の子ども部屋。不公平感がないように姉弟それぞれに平等な個室の子ども部屋。家具配置から考えているからこそ実用的な空間が見どころです!
専有面積|75㎡
ご家族構成|ご夫婦+長女(小6)+長男(小4)+次女(年長)+猫ちゃん
子ども部屋DATA|クローゼット付き4畳、3畳
#オープンクローゼット #室内窓


3人きょうだいのご家族。一番上のお姉ちゃんと末っ子の妹さんには年齢差が6歳あり、妹さんはまだ個室をそこまで必要としていないということで、姉妹は同じ部屋に。その代わり、洋服もこれからまだまだ増えそうということで、壁一面に姉妹専用のクローゼットをつくりました。
息子さんのお部屋には、室内窓をつけて抜け感と換気を。男の子のお部屋に合うアクセントになりました。




Staff’s voice
3人きょうだいの場合、平米数が足りず、子どもたちそれぞれに個室をつくってあげられないケースもあります。年齢差や性別、ご要望に応じて、部屋の広さや収納のつくり方を変えることで、それぞれに「ちょうどいい」子ども部屋になります。
専有面積|78㎡
ご家族構成|ご夫婦+長女(小1)+長男(年少)
子ども部屋DATA|3部屋(4畳×2部屋、6畳)
#室内窓


小1と年少の姉弟。まだ1人部屋はいらないけれど、あと数年のうちに個室は必要…そんなタイミングでのリノベーションなら、おうちの中で「お引っ越し」をイメージ!お子さまの成長に合わせて、部屋の用途を変えていきます。現在のピアノルームは、将来夫婦の寝室に、家族みんなの寝室は将来子ども部屋へと。ライフステージの変化に合わせてお家全体も変化します。




Staff’s voice
子どもが小さいうちは、具体的な子ども部屋のイメージがしづらく、いざとなった時、「あれ?どうしよう…?!」なんてことも・・・。WAKATTEスタッフの子どもは一番上が高校生。子育ての“ちょっと先”を知っているから、今だけではなく、未来も心地良く暮らせるための間取り提案を心がけています。
専有面積|56㎡
ご家族構成|ご夫婦+長女(小4)+長男(小1)
子ども部屋DATA|3畳×2部屋
#造作ロフトベッド #狭小マンション


和室6畳+押入のスペースを子ども部屋、2部屋に分けました。お姉さんの部屋はロフトベッドを造作。ベッド下の空間は収納や洋服の収納として使えるようにしています。弟さんの部屋は、既製品のベッドサイズから逆算して設計したことで、特別な「こもれる空間」が生まれました。それぞれにエアコンを設置して過ごしやすさも大切に。





Staff’s voice
だれが使うか明確な子ども部屋は、壁紙をお子さまに選んでもらうことをオススメしています。部屋に愛着を持ったり、自分の時間ややりたいことに集中できる環境ができたり…。どのおうちでもお子さまがすごく楽しみにしてくれていて、喜んでくれる姿が印象的です。
専有面積|53㎡
ご家族構成|ご夫婦+長男(小5)+次男(小1)
子ども部屋DATA|3畳×2部屋
#造作ロフトベッド #狭小マンション


以前はリビングがあったところに子ども部屋を2部屋新設。大工さんが造作したロフトベッドの柵やハシゴには、工事の足場用の単管パイプを使っており、男の子のお部屋らしいインダストリアルなアクセントになっています。1部屋は3畳程ですが、空間を有効活用して圧迫感のない空間に。窓に面していない部屋のため、換気のための室内窓を設置しました。自然の明るさも取り込めます。





Staff’s voice
この事例はわたしの自宅です。子どもたちの要望により、子ども部屋をつくりました。このお部屋ができるまでを綴ったコラムもぜひご覧ください!
わたしたちは、リノベーションで暮らしのストレスを解決します。便利グッズ、収納術、時短テク、いろいろ試したけど、なかなか根本的に解決できない。もっと暮らしやすい家に住みたいという方は、ぜひご相談ください。たくさんの子育て世帯のリノベーションを手掛けてきた、子育て中の女性建築士が豊富なアイデアであなたの悩みに寄り添います。
お問い合わせはこちらから